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放射能泉の安全に関するガイドブックより

第四章「放射能泉の療養保養地情報」

1.三朝温泉

はじめに

湯と山のまち三朝町は、天与の温泉と町の総面積の約9割を占める森林を有する豊かな自然と清らかな水に恵まれたところです。三朝温泉は、1164年(平安時代)の頃に、白い狼の導きによって発見されました。今でも延々と湧き続け、株湯と呼ばれる元湯には多くの湯治客が訪れます。また、三朝の由来もいろいろと言われておりますが、「この地のお湯に浸り三つ目の朝を迎えるころには病が消える」という説もあり、長い歴史の中で湯治の場として特異な温泉であったと思われます。

三朝温泉の温泉数は、自噴泉、町の配湯源泉あわせて65ほどあり、温度は40~70℃が大半を占めます。三朝温泉では、すべての旅館で源泉かけ流しの風呂を有するほか、歩行浴槽や蒸気風呂、オンドル、足湯など様々に温泉を楽しむことができます。また、飲泉も可能で旅館内や温泉街の飲泉場もあって、とっておきの温泉場とも言えます。三朝温泉は、1916年(大正5年)に、ラジウム含有量が高温泉の中では、世界第1位になることが発表され、その直後に、入浴と吸引によってラジウムを体内に取り入れる設備を持った三朝ラジウム療養所が村営で開設されました。現在では、岡山大学病院三朝医療センターの施設として、熱気浴による温泉治療が行われており、平成23年からは、観光客への熱気浴体験も始めています。

医療と連携する三朝温泉

三朝温泉が提案するのは、温泉をとことん楽しみ、健康を見つめなおす現代人に適した新しい「湯治」のスタイルです。町内にある岡山大学病院三朝医療センターと三朝温泉病院の二つの病院と連携して、旅館に滞在しながら、熱気浴療法、温泉プール療法、鉱泥湿布、泥浴療法などの温泉療法を受けたり、自然あふれる町で気ままな時間を過ごしていただくことができます。また、旅館によっては、食事も総カロリーや、塩分の表示。曜日ごとに地元の旬の食材を使用したバランスのよいメニューを提供したり、参加旅館すべてに、三朝温泉オリジナルの「ラジムリエ」が在駐し、適切な入浴方法を案内しております。

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三朝温泉だけの温泉療法メニュー

〔ラドン熱気浴〕室温32~42℃、湿度約90%ほどの温泉熱を利用した熱気浴室に15~30分入り、身体を温めます。そこにはラドンガス(湯気)がミスト状に充満し、深呼吸することによって、細胞が刺激を受け、身体の免疫や自然治癒力を高めます。〔鉱泥湿布〕鉱泥湿布は、95℃に温めた三朝温泉の泥をタオルでくるみ、30分患部を温めます。温熱効果により血流が増して、間接周囲や筋肉などにたまった疼痛誘発物質や老廃物を洗い流す効果を発揮します。関節疾患、気管支喘息などの呼吸器疾患にも有効です。

2.関金温泉

(1)関金温泉の概要・歴史

鳥取県の中央に位置する倉吉市関金町は東の大山、南の蒜山に囲まれた山間にある山陰の歴史ある温泉地です。江戸時代には、倉吉から犬挟(いぬばさり)峠を越えて勝山に抜ける美作(みまさか)街道の宿場町として栄えました。温泉が湧き出していたことから、「湯の関宿」と呼ばれていました。その当時から湯の美しさは評判で、「銀湯」「白金の湯」と呼ばれています。湯は、三朝温泉と同様にラジウムを含有します。開湯は弘法大師が巡錫で地蔵院を訪れた際、ある朝湯浴川で顔を洗っていると、ほのかに温かい水が流れているのを感じ辺りを見渡すと白い煙を見つけ、村人を集めて煙の元を掘らせると無味無臭の温泉が滾々と湧き出たと伝えられています。関金温泉の開湯伝説には諸説あり、もう一説は天平3年(731)、行基菩薩が地蔵院を開いた際、湯谷川で傷ついた、つがいの鶴が湯浴びをし傷を癒していたのを発見したのが始まりともいわれています。寛保2年(1742)に鳥取藩士松岡布政によって編纂された伯耆民談記には銀湯として紹介されており、透き通った源泉の美しさから「白金の湯」と呼ばれるようになりました。

(2)泉質と適応症

関金温泉の泉質は単純放射能泉(低張性弱アルカリ性温泉:源泉温度は40~60℃)で日本有数のラジウム含有量を誇り、低レベルの放射線はホルミシス効果により細胞を老化させる活性酸素の動きを抑えるとされます。関金温泉の効能は神経痛、リウマチ、筋肉痛、痛風、動脈硬化、慢性皮膚病で、また、心身の休養、疾病に対する療養など温泉の持つ効能を地域住民が享受し、心と身体の湯治に使われてきた歴史・文化があります。昭和45年には、温泉利用の効果が充分期待され、かつ健全な温泉地として、国民保養温泉地に指定されています。また、平成23年10月には、日本の名湯百選にも認定され、泉質(ラジウム泉)が希少であり、保養・休養・療養の効果が高いと評価されました。

(3)所在地とアクセス

自動車利用の場合:米子自動車道湯原ICから約30分
JR利用の場合:倉吉駅から関金温泉行きバス約30分

(4)観光ポイント

清流遊YOU村  大山山麓を流れる小鴨川。その源流は特産ワサビの花も美しく、まさに清流の里。一年を通して訪れる釣り仲間の姿が絶えない絶好のロケーション。「清流 遊YOU村」でしか味わえない四季折々の自然を存分に満喫できます。
◆水車の郷 体験工房
地区の活性化と特色のある村づくりを目指して、平成8年から全戸が参加の「夢づくりおもしろ倶楽部」を組織し、活動しています。その一環として、この地域で栽培される非常に品質の良いそば粉を復元した水車小屋の水車で碾き、手打ちソバの体験ができるような体験工房の施設です。
◆大山池
天神野地区450haの水田のかんがい用として造られた8か所のため池のうち最大のもので、地名から「狼谷貯水溜池」というのが、その正式な呼び名でありますが、大山の姿がさかさに映ることから、「大山池」の呼び名がついたものです。

(5)宿泊施設

◆美章苑
鳥取県倉吉市関金町関金宿1464
TEL:0858-45-3511
家族的なおもてなしを心がけております。
お料理も自慢の宿です。
Eメール:bishoen@apionet.or.jp

p87(1)

◆湯楽里
鳥取県倉吉市関金町関金宿1396-2
TEL:0858-45-6400
http://www.sekigane-yurari.com
名峰を望み、効能豊かなラジウム泉に癒されるひととき”10人に7人が帰ってくる宿”として知られています。

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◆グリーンスコーレせきがね
鳥取県倉吉市関金町関金宿1397-3
TEL:0858-45-2211
http://www.green-squalle.net
関金温泉の高台にある国民宿舎。客室から望む中国地方最高峰の大山が自慢の宿。肌触り滑らかな白金の湯でココロもカラダもリフレッシュできます。

p87(3)

◆湯命
鳥取県倉吉市関金町関金宿1139
TEL:0858-45-2000
http://www.yumeikan.com
営業時間:10:00~22:00(最終受付21:30)
休館日:第2第4月曜日(祝日の場合は翌日)
入浴料:大人(中学生以上)800円小学生400円幼児無料
露天風呂、木風呂、岩風呂など8種の湯めぐりができる日帰り温泉施設です。ご当地料理から会席膳まで味わえます。御食事処、ボディケアが備わり一日中楽しめます。

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